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〒036-8076 青森県弘前市境関字西田57-1 片山りんご園
21世紀のキーワードはなんでしょうか。「サスティナビリティ」=「持続可能性」ではないでしょうか。「持続可能性」は「農業の持続可能性」という形で良く使われますが、持続可能性が問われるのは、農業だけの話ではありません。 個々の農園にはじまり「産業の・・・」「社会の・・・」「地球の・・・」という広がりを持たせて論じられるべき課題なのではないでしょうか。弊グループは「当たって砕けろ」「先頭誘導員たれ」の社是のもと、GLOBALGAPやBRCへの対応、クラブ制の実現、循環型農業、エコエネルギーの利用など 包括的な「持続可能性」を確保すべく様々な課題に挑戦して行きます。
「りんごの木は文化財だ」・・・雪深い津軽のほとんどの畑では、小ぶりの木となり作業性の高い矮台ではなく、大木に育つ強勢台木を使わないと りんごはうまくできません。りんご作りはこの厳しい自然に耐え、生命力あふれるりんごの木との対話であり、戦いです。しかもりんごの木の寿命は100年を超えます。人間一代では 終わらず、二代、三代かけての長い付き合いとなります。霜、雹、台風、雪といった天候の変動、虫害、病害、そして社会、経済環境の変化といった地上の変動に揉まれながらも農家は代々りんご作りにかける 情熱、志を堅持し、毎年のりんご栽培に打ち込んでいます。目の前にあるりんごの木が文化財でなくて何でしょうか。文化財も手入れをしなければやがて滅びてしまいます。土づくり、減農薬栽培への挑戦、コスト低減、品質向上 国際基準のクリア等々、文化財を磨き 上げ、時代へ伝える、そのような挑戦を我々は続けて参ります。
加工委託をしていた加工場が廃業を告げてきたのは、2008年の夏のことでした。「この味のジュースが絞れなくなったら困る・・・」即座に買収を 決意しました。日産1,200Lの小さな加工場です。どんなに逆立ちしても量産工場のコスト競争力にはかないません。逆説的な話ではありますが、我々の工場の強みは「小ささ」です。「食べておいしくないりんごは絞らない」ことにしています。選果部門で出た ジュース用の素材、工場長自らが厳選した素材を加工しております。努力の甲斐あって、2010年にJETROベトナム主催の日本産品コンクールでは見事「お土産にしたい日本産品第一位」を獲得いたしました。これからも精進を重ね、おいしい、特色のあるジュースを提供して行きたいと思います。皆様のお引き立て、改めてお願い申し上げます。